この香は、縁ある者たちが「祈り」を形にしたものだ。
日本の伝統に根ざした香文化と、霊的な視座を持つ私の眼を通し、
職人の技が一筋の煙へと昇華させた。
ブランド名「 TOMORI 」には、
“暗闇に一筋の光を灯す” という意志を宿した。
それは単なる商品ではなく、使う者の人生そのものを照らす護り火だ。
香りは、見えぬ領域を整える光。
concept
白檀、沈香、龍脳などー
太古から護りと祈りに使われた聖なる素材を組み合わせ、
「魔を祓い」「運を開き」「本来の揺らぎを取り戻す」ために生まれた。
TOMORIは、現代に生きる人々の心の祭壇。
一日の始まりに、眠りの前に、ただ香を焚くだけで空間は澄み渡り、
あなたの内側から光が立ち上がる。
香りは、ひとときの禅
philosophy
お香には、古来より「香十徳」と呼ばれる十の効能が伝えられてきました。
心身を清め、静けさに寄り添い、忙しい日々にも安らぎをもたらす。
その智慧を広めたのが、”一休禅師”。
しかし現代では、香りはただの嗜好品として消費され、化学香料を使った製品が多く出回っています。
ときには体に負担を与えるものもあり、本来の「香を味わい、心を整える」というあり方は忘れられつつあります。
TOMORIは、この香十徳の精神を現代にアップデートし、毎日の暮らしに寄り添う存在として提案します。
原料はすべて天然原料を使い、
古くから受け継がれてきた香木や植物を余計なものを加えず調合し、安心できる本物の香りだけをお届けいたします。
TOMORIは、日本人が大切にしてきた「間(ま)」を尊び、身を清め、心を休める香を提案します。
日々のストレスを和らげ、暮らしの中に自然に溶け込むルーティーンとして
お使いいただける存在でありたいと考えています。
また、各商品の頭文字を重ねると「IKKYU(一休)」という言葉が浮かび上がるように設計。
“現代人に必要なひと休み”をコンセプトに、日本古来の浄化・清め・祈りの精神を現代へと響かせてまいります。
香十徳
Ten Virtue of Incense
一、感格鬼神(かんかくきじん)
感覚を研ぎ澄まし、心を深く揺さぶる。
二、清浄心身(しょうじょうしんじん)
心と体を清め、清らかな境地へ導く。
三、能除汚穢(のうじょおえ)
穢れを払い、空間を浄める。
四、能覚睡眠(のうかくすいみん)
眠気を覚まし、心地よい目覚めを促す。
五、静中成友(せいちゅうじょうゆう)
静けさの中で、香は友となる。
六、塵裏偸閑(じんりゆかん)
忙しさの中にも、ひとときの安らぎをもたらす。
七、多而不厭(たじふえん)
多くあっても、邪魔にならない。
八、寡而為足(かにいそく)
わずかでも、心を満たす。
九、久蔵不朽(きゅうぞうふきゅう)
時を経ても、香りは変わらず保たれる。
十、常用無障(じょうようむしょう)
日常の中で、いつでも心地よく使える。